布団や枕に潜むダニを今すぐ退治したい!
そんな方のため、スチームアイロンを使ったダニ退治の方法をご紹介します。
ダニは60度以上の熱で瞬時に死滅すると言われています。ですから、100度に達するスチームアイロンの熱に耐えられるわけがないのです。
ただ、効果を最大限引き出すコツがいくつかありますし、知っておくべき注意点もあります。
それで、この記事では以下の3点をご紹介したいと思います。
- スチームアイロンを使ったダニ退治の方法
- スチームアイロンを使ったダニ退治の注意点
- おススメのアイロン
毎晩ダニに咬まれて我慢ならない方、ダニアレルギーを発症している方、久々に押し入れから引っ張り出した布団にダニが繁殖しているのでは…と心配な方!
是非この記事を読んで、早速スチームアイロンを使ったダニ退治を実践してみてください
アイロンで寝具のダニ退治はできるんです!
寝具のダニ退治と聞いて、アイロンをすぐに思い浮かべる人はそう多くないでしょう。
むしろ、以下のような方法が浮かぶのではないでしょうか?
- 布団干し
- 掃除がけ
- 市販されているダニ退治商品(ダニとりシート・ダニよけスプレーetc...)
そう、昔から寝具の手入れと言えば、天日干しもしくは、影干しですよね?
この方法でダニは退治できるのでしょうか?
残念ながら、答えはNOなんです。
布団を天日干ししても、全体の温度が均等に高くなるわけではありません。
人を咬むツメダニなどは動きが俊敏なので、日の当たっていない面へ逃げていってしまうんです。
他にも、掃除機でダニ対策をしている方も多いと思います。
小さいし軽いダニはすぐ吸い取れそうだと思ってしまいますよね?
ところが、実際に掃除機で吸い取れるのは、ダニの死骸や糞で、生きたダニはなかなか吸い取ることができないんです。
というのも、生きたダニは布団内の繊維の隙間奥深くに入り込み、繊維にガッシリしがみ付いてしまうからなんです。
そう、掃除機がけは「ダニ退治」という観点ではあまり効果がありませんが、(ダニやハウスダストによる)「アレルギー対策」としては欠かせないアイテムです。
アイロンでのダニ退治の場合にも有効ですので、後ほど詳しく説明します!
他にもダニ対策として、ダニ退治スプレーや、ダニ取りシートなどが販売されていますよね。
ただ、スプレー式の場合、直接肌に触れる寝具に使うとなると人体への影響が気になりますし、ダニ取りシートなどは即効性がなく、信頼できる商品の見極めが難しいといったデメリットがあります。
だからこそ、今回スチームアイロンでのダニ退治をおススメしているんです
この方法のメリットは、なんといっても… 即効性
スチームの熱が届く範囲のダニを瞬殺できる!
ですから、まさに今ダニの刺咬被害に遭っているという方は、今日お手持ちのスチームアイロンで試していただければ、今晩にはダニに咬まれることを心配せずにぐっすり安眠できるというわけです。
※シーツやピローケースなど丸洗い可能な物のダニ対策はもっと簡単です。以下の記事を参考に対策を行ってください。
「服に付いたダニを徹底退治! 服を着てチクッとするのはもうイヤ!」
ダニが熱に弱いことを証明する動画がありましたので、気になる方はご覧ください。
ダニに関するマメ知識 布団によく潜むダニとしては、ヒョウダニ(チリダニ)やチャタテムシ、ツメダニなどが挙げられます。 ヒョウダニやチャタテムシは体長0.3~0.4mmと非常に小さく、人間から出るフケやアカ、小さな食べ物のクズなどをエサにしています。 刺咬被害をもたらすのは、ツメダニという体長1mmほどのダニで、ヒョウダニやチャタテムシなどの体液を吸って生きています。
人間を咬むことはありませんが、死骸や糞などがアレルギー疾患の原因になります。
通常は人間を咬むことはないのですが、1つの場所に多く繁殖すると誤って人の体液を吸ってしまうことがあります。
アイロンで寝具のダニを退治する方法!
では、いよいよ本題。アイロンで布団のダニを退治する方法を解説していきます
大まかな流れは、以下の通りです。
スチームアイロンで布団にアイロンがけをする
↓
布団を干して乾かす
↓
掃除機がけをしてダニの死骸を取り除く
各工程をさらに詳しく説明したいと思います。
アイロンがけ
アイロンがけの手順としては、押さえておきたい4つのステップがあります。
step1 寝具の洗濯表示のチェック
「シルク混」など高熱で傷んでしまうような生地が使われているの場合、アイロンがけはできません。
step2 暗くした部屋に布団を1時間ほど置いておく
ほとんどのダニは夜行性です。
明るい時は布団の繊維の奥深くに潜んでいるのですが、暗くなると活動を開始し、布団の表面にゴソゴソと這い出てきます。
しばらく部屋を暗くしておくことで、より多くのダニを一気に退治することができるんです。
step3 タオルなど当て布を用意する
高温のスチームを布団のできるだけ奥まで届かせるため、アイロンの温度をMAXにして使用します。
でも、高温のアイロンを直に当てると、寝具表面の生地を傷めたり焦がしたりしてしまうので、古いタオルなどを当て布として間に挟み生地を保護します。
step4 布団の上部(枕を置く方)から、ゆっくりアイロンをかける
通常、枕元に最もダニは多いと言われています。
ですから、通常枕を置く側からアイロンをかけ始めましょう。
あて布を敷き、スチームを「強」で5秒ほど噴射します。アイロンを少し横にずらして、またスチームを噴射。
これを繰り返しながら、端から端まで横方向に進みます。
この加熱処理、いざやりだすとなかなか重労働ですが、3カ月に1度行うのが理想的とされています。
布団を干して乾かす
スチームアイロンをかけた後、布団はかなり湿った状態になっています。
そのままにしていると、カビが生えたり、よりダニが繁殖したりしますので、すぐに干して乾燥させましょう。
掃除機かけ
アイロンがけした後の布団は熱で瞬殺されたダニの死骸だらけ。
そのまま放置しているとアレルギーを発症してしまう可能性があるので、布団が乾いたら、きちんと掃除機でアレルゲンを吸い取りましょう。
掃除機がけはゆっくり丁寧に
1㎡辺り20秒間かけるペースが理想です。
アイロンで寝具のダニ退治をするデメリットとは?
手強いダニをスピーディに退治できるアイロンがけですが、覚えておくべきデメリットもあります。
それは、熱に弱い素材を使用した布団には使えないということです。
注意ポイント
- 布団の側生地や中綿に絹(シルク)が使用されていないか。
- 「洗濯表示のタグ」の中に、バツ印が付いたアイロンマークが描かれていないか。
上記を確認したうえで、アイロンがけを行いましょう。
同じ理由で、大半のマットレスにもアイロンがけはできません。
ポリウレタンフォーム、ラテックスなどの素材が、熱によって劣化してしまうからです。
マットレスのダニ退治に関しては、こちら↓の記事をご覧ください。
「マットレスの正しいダニ退治方法、二度と繁殖させない予防法」
寝具のダニ駆除におすすめのアイロンを紹介!
さて、最後に おすすめのアイロン&衣類スチーマーをご紹介しておきたいと思います。
布団のダニ駆除という観点で考えると、やはり…
ポイント
- 強力なスチーム力
- 水タンクの容量が多い
- スチーム噴射口が多い
これらの条件を満たしているアイロンの方が、より効率的にダニ退治できると言えるでしょう。
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コードレスにも関わらず、ド迫力のパワフルスチーム これがあれば、布団の奥深くに身を潜めるダニも悲鳴をあげるはず!
【給水タンクの容量 250ml 全面スチームで噴射範囲が広い ジェットスチームモード(110g/分)】
商品についての詳しい説明は、ティファールのHPをご覧ください。⇒ コチラ
パナソニック カルル NI-WL705
https://twitter.com/joshinweb/status/1221267766495154176?s=20
日本でダントツ売れ筋NO.1のカルルNI-WLシリーズ。
スイッチを入れてスタンバイができるまでの速さや、徹底的に追及された使いやすさが売り。
2019年以降のモデルは給水タンクの容量が160mlにアップしたので、ダニ退治の効率もあがるはず!
【全面スチームで噴射範囲が広い ハイパワースチームモードあり(11~13g/分)】
商品についての詳しい説明は、パナソニックのHPをご覧ください。⇒ コチラ
パナソニック 衣類スチーマー NI-FS750
https://twitter.com/1123Kra_s/status/1141489959033090049?s=20
普段あまりアイロンは使わないけれど、ダニ退治などにも役立つなら買おうかな…と思っておられる方、
アイロンと衣類スチーマーの良いとこ取りをしたようなこの商品を検討してみてください!
他のスチーマーよりスチーム持続時間が長く、給水タンク容量も大きいので、布団のダニ退治にも使える上に、
ハンガーにかけたまま衣類のシワ取り、防虫、消臭、除菌、花粉対策が可能です。
一台あって損はないかと…!
【給水タンクの容量100ml 360°スチーム噴射 軽量690g 瞬間パワフルスチームモードあり】
商品についての詳しい説明は、パナソニックのHPをご覧ください。⇒ コチラ


まとめ
今回は、スチームアイロンを使った寝具のダニ退治方法をご紹介しました。
最後まで読んでくださったあなたなら、次の質問に簡単に答えられますよね?
なぜスチームアイロンがダニに対する“最終兵器(リーサルウェポン)”と言えるのか…?
そう、答えは…ダニは熱に弱いから!
もちろん、スチームアイロンも万能ではありません。以下の点に留意しつつ、ダニ退治を行ってください。
ポイント
- アイロン使用不可の素材でないか、「洗濯表示のタグ」を確認する。
- 高温のスチームを生地の奥深くへ行き渡らせるため、当て布をした上で、じっくりゆっくりスチームを噴射する。
- アイロンがけの後は、布団が湿ってしまうので、必ず乾燥させる。
- 乾燥後は、掃除機でダニの死骸や糞を除去する。
今後は、スチームアイロンと共に、ダニによる虫刺されやダニアレルギーとは無縁の、快適な生活を楽しんで頂けますように!